- 新築マンションのメリット・デメリットは?
- 中古マンションのメリット・デメリットは?
こんなお悩みをスッキリ解決できる記事です。
マンション買うのは決めたけど、新築か中古か悩む。
それぞれの特徴を知って判断したい
マンション購入をする上で、新築物件にするか、中古物件にするかは大きな問題です。
新築も中古も、それぞれ違う魅力を持っています。
本記事ではメリットもデメリットもしっかり紹介します。
あなたにピッタリなのはどちらか検討してみてください。
新築マンションと中古マンションを比較
下の表は、新築マンションと中古マンションを比較したものです。
○✕で表示されている内容について、項目ごとに説明していきます。
項目 | 新築マンション | 中古マンション |
---|---|---|
物件価格 | ✕ | ○ |
価格の下落幅 | ✕ | ○ |
諸費用 | ○ | △ |
綺麗さ | ○ | ✕ |
設備 | ○ | ✕ |
構造 | ○ | △ |
新築マンションのメリットは5つ
まずは新築マンションのメリットは以下の5つです。
- 綺麗
- 最新の設備が利用できる
- 諸費用の割合が低い
- 部屋の選択肢が多い
- 駐車場・駐輪場が確保しやすい
家が綺麗
やっぱりマイホーム購入するなら、綺麗な部屋に住みたいですよね。
新築はあなたが最初の入居者、もちろん綺麗です。
この綺麗さは新築ならではのメリットですね。
最新の設備が利用できる
新築マンションは最新の設備が採用されています。
食器洗浄機やディスポーザーは最近の新築マンションでは増えてきました。
また構造面でもアウトフレーム工法が増えてきており、室内に広い空間が確保できている部屋が増えてきました。
騒音軽減効果が大きい二重床や、断熱効果のある二重サッシの採用もあり、中古マンションよりも快適な生活ができる、という見方ができます。
諸費用の割合が低い
新築マンションの購入にかかる諸費用は物件価格の3〜5%となっています。
中古マンションの諸費用は1割といわれているので、かなり安い諸費用で購入できます。
これは、中古マンションで発生する仲介手数料が無いからですね。
物件価格の5%違ったら、数百万円の違いがあるので影響は大きいです。
選択肢が多い
新築マンションは中古マンションと比較して、間取りや階層の選択肢が豊富です。
売り出してスグであれば、全ての階層、間取りから部屋を選ぶ事ができます。
この選択肢の多さは、買い手にとって大きなメリットです。
駐車場・駐輪場が確保しやすい
駐車場や駐輪場を抽選で決められるのは新築マンションだけ。
中古マンションだと空きが無ければ借りることが出来ません。
駐車場・駐輪場を確保しやすいのは、新築で住み始めた人の特権です。
新築マンションの5つのデメリット
新築マンションのデメリットは以下の5点です。
- 価格が高く、下落幅が大きい
- 消費税がかかる
- 購入前に部屋を見学できない場合がある
- 駅近が減ってきている
- 管理会社の品質が未知数
価格が高く、下落幅が大きい
新築マンションは中古マンションと比較して、価格が高いです。
これは新築だから仕方ない部分ではあるのですが、注目すべきは価格の下落幅です。
新築マンションの価格は住み始めた瞬間に2割ほどの下落するという人もいます。
もちろん、良い条件のマンションであれば5年位はなだらかに下落するマンションもありますが、それでも中古マンションと比較すると下落幅が大きいと言われています。
購入後に売却する可能性がある人にとっては大きなデメリットですね。
消費税がかかる
新築マンションの購入には消費税がかかります。
2023年2月現在、住宅価格の10%の消費税なので、4,000万円の新築マンションを購入する場合は400万円の消費税を支払うことになります。
一方、中古マンションは個人売主から購入する際は、消費税がかかりません。
この数百万円の出費増はデメリットになります。
購入前に部屋を見学できないことがある
新築マンションは場合によっては、購入前に実際に住む部屋を見学できない可能性があります。
むしろ人気エリアのマンションに関しては、ほぼ完成する前に完売するので見学する事ができません。
もちろんモデルルームを見て、内装のイメージは掴めますが、気になるのは眺望が見れない事です。
実際に住み始めて、ベランダからの景色が残念だったという事も考えられます。
駅近が減ってきている
近年、少しずつですが駅近の新築マンションが減ってきています。
これは、主要駅の駅近には既に商業施設やマンションが立っており、新しく駅近の土地を確保するのが難しくなっているからです。
最近のマンションの広告に「○○駅から10分(バス利用)」という記載が増え始めたのは、こういった理由です。
管理会社の品質が未知数
個人的にこのデメリットが1番気になりました。
管理会社の能力はマンション生活において超重要な項目です。
管理会社次第でマンションの劣化が早まり、資産価値が下落します。
中古マンションの場合は、見学時に管理状況を確認できますが、新築マンションの場合は住んでからでないとわかりません。
管理会社を途中で変更するのは一個人のパワーでは難しいので、ここが不明確なのはデメリットです。
中古マンションの5つのメリット
続いて中古マンションのメリットを紹介していきます。
- 価格が安い
- 価格の下落幅が小さい
- 購入前に見学できる
- 駅近物件が多い
- 管理状況を実際に見れる
価格が安く下落幅が小さい
中古マンションは新築と比較して価格が安いです。
どうせなら少しでも安く買いたいですよね。
さらに売主が個人の場合は、購入時に消費税がかかりません。
中古マンションは費用面でのメリットが大きいです。
価格の下落幅が小さい
また新築入居時に大きく価格が下落しているため、下落幅が小さいです。
そのため売却する可能性がある人は売却損が小さく済みます。
一般的に築年数20年以上だと、その傾向が強いと言われています。
購入前に見学ができる
新築と違い、購入前に実際に住む部屋を見学できます。
しかも売主が家具を置いて生活しているところを見れるので、より自分の生活をイメージした状態で購入を検討できます。
物件の見学については、コチラの記事も合わせて御覧ください。
関連物件を見学する時のポイントを解説│屋内外それぞれチェックしよう
駅近物件が多い
新築マンションと比較すると駅近物件が多いです。
なぜなら駅近の一等地は、既にマンションが建っているため、これからの新築マンションは駅から遠いエリアに建つことになるからです。
マンション業界は陣地取りゲームなので、先に建てたほうが良い立地なのは仕方ないことです。
我が家は駅近の中古マンションを購入しました。
実際に住んで感じた後悔ポイントについてはコチラを御覧ください↓
管理状況を実際に見れる
管理状況を実際に見ることができます。
「マンション購入とは管理を買うこと」と言われるくらい、マンションの管理会社は重要です。
後から管理会社を変える事は難しいので、住む前から管理状況が見れるのはとても助かります。
中古マンションのデメリットは5つ
反対に中古マンションにはデメリットもあります。
中古マンションのデメリットは以下のとおりです。
- 諸費用が高い
- 部屋探しが希望通りにいかない(可能性がある)
- 設備が古い
- 修繕積立金が値上げ済
- コミュニティーが出来上がっている
諸費用が高い
中古マンションの諸費用は5〜8%と、新築よりも高額です。
諸費用の内訳と詳しい詳細については、コチラの記事にて解説しています↓
部屋探しが希望通りにいかない可能性がある
中古マンション探しは巡り合わせです。
住みたい立地・階層・間取り・価格が決まっていても、あなたが買いたい時に売りに出るかはわかりません。
その点、新築は大きな駅のある街であれば、比較的希望の間取りのマンションが見つかりやすいです。
物件が見つかるかが売主次第なのはデメリットと言えそうです。
設備が古い
中古マンションはどんなに部屋が綺麗であっても、設備の古さを感じる事があります。
特にキッチンに関しては、この10年以内で大きく進化してきているので、新築と比較すると古さを感じるモデルになっています。
修繕積立金が値上げ済み
多くのマンションが築10年くらいを目処に修繕積立金の値上げを行います。
そのため、新築マンションと比較すると住み始めた時の月々の支払いが高いです。
ちなみに私が購入したマンションは築10年でしたが、購入してすぐに値上げになりました。
コミュニティーが出来上がっている
マンション生活にも近所付き合いがあります。
管理組合で行事があるので、自然と仲の良いコミニュティで出来たりします。
マンションは築古になればなるほど、既に人間関係が出来上がっていて、輪に入りづらいと感じる人もいるようです。
転勤族に向いているのは中古マンション
ここまで特徴を調べた結果、転勤族の我が家は中古マンションを購入することにしました。
転勤族に中古マンションが最適だと感じた理由は以下の2点です。
- 購入までがスピーディー
- 売りやすい(貸しやすい)
転勤族に中古マンションが最適な理由については、コチラの記事で解説しています。
まとめ:新築マンションと中古マンションの比較
この記事では新築マンションと中古マンションの特徴を比較しました。
特徴を見たことで、あなたに合っているのはどちらか、明確になってきたのではないでしょうか?
新築か中古を決めたら、早めに物件情報を収集することをオススメします。
魅力的な物件はスグになくなってしまう可能性が高いからです。
物件情報を収集する方法については、コチラの記事を御覧ください。